ローカルメディアでよくある失敗5選|10年運営者が語る共通点

ローカルメディアでよくある失敗5選|10年運営者が語る共通点

ローカルメディアを始めたいけれど、失敗したくない——そう感じている方は多いのではないでしょうか?実際、立ち上げてから1年も経たないうちに更新が止まってしまうメディアは決して少なくありません。。。

私たちは名古屋で10年以上、ローカルメディア『ナゴレコ』を運営してきました。さらに各地でメディア運営をサポートする中で、続くメディアと続かないメディアには、避けられる共通のポイントがあると考えています。この記事では、よくある失敗パターン5つと、それを避けるための具体的な対策をお伝えします!

私たちは全国でローカルメディアの運営をサポートするサービス「OURS」を運営しています。各地での運営実績を元に、失敗しないメディア運営のノウハウを蓄積してきました。

私たちが運営するサービス「OURS」の実績
①地域メディアとして月間約100万PVを獲得
②約20万人のフォロワーを獲得するSNS運営
③地方で100名以上の地域コミュニティー(学生・大人)の運営

ローカルメディアで失敗したくない、という事業者の皆さま、まずは私たちにお気軽にご相談ください。

ローカルメディア運営サービス「OURS」の事例やサービス内容はこちら。

OURS サービスバナー

ローカルメディアの「失敗」とは?

弊社が取り組む、ライターズキャンプ(合宿)の様子

ローカルメディアの失敗とは、当初の目的(集客・採用・ブランディング等)が達成されないまま、運営が停滞または撤退に至る状態を指します。

「立ち上げたものの記事更新が止まった」「予算がつかなくなり放置された」「目標としていたPVや問い合わせ数に届かない」——こうした状態が、失敗の典型例だと思います。

その背景には、マネタイズができなくて苦しい、目的が不明確、編集部体制がうまく機能していない、という3つの要因があると私たちは考えています。立ち上げ時の熱量は高くても、運営フェーズに入った瞬間に立ち行かなくなるメディアが多い、というのが10年運営してきた私たちの実感です。

この記事では、失敗の典型パターンと、それを回避するための具体策を整理していきますね!

 

よくある失敗パターン5選

ローカルメディアでよく見られる失敗のパターンは、大きく次の5つに整理できます。

①目的が曖昧なまま立ち上げ
②担当者の工数が大きな負担になっている
③更新が継続できない
④収益化・予算化の設計がない
⑤地域との接点が育っていない

それぞれ順番に見ていきます。

①目的が曖昧なまま立ち上げ

「他社が始めているから」「面白そうだから」という見切り発車が、最も多い失敗パターンです。目的が言語化されていないと、編集方針もKPIも定まらず、半年経った頃に「結局これは何のためにやっているんだっけ?」と社内や経営陣の中で疑問が出始めます。

ローカルメディアは、立ち上げ時に運営会社にとって集客・採用・ブランディングのどこに重心を置くかを明確にする必要があります。ここが曖昧なまま走り出すと、判断軸を持てないまま予算と時間だけが消費されていきます。

②担当者の工数が大きな負担になっている

メディア担当者の工数が大きな負担となる、という事例も多くあります。多くの場合、担当者は他の業務との兼務で運営されることが多いかと思いますが、できるだけ効率的に運営できる仕組みにする必要があります。

私たちが運営するメディアでは、担当者(編集長)の稼働を1日1〜2時間が目安になるよう設計しています。通常業務との兼務が前提なので、これを超えると人件費と運営の持続性が両方崩れます。取材は地域のライターに任せて、編集長は校正やコミュニケーションに徹する——この線引きが、少人数運営の鍵です。

③更新が継続できない

「最初の3ヶ月は週2本書けたが、半年後には月1本、1年後には更新が止まった」——これも非常に多いパターンです。原因は、更新が個人のモチベーションに依存していること。

立ち上げ初期はPVが伸び、地域から声をかけられるなどでモチベーションも保ちやすいです。ただ、ここで仕組み化しないまま走り続けると、いずれ熱量が切れます。

④収益化・予算化の設計がない

行政運営のメディアは「予算削減で人が外れたら止まる」、民間運営のメディアは「マネタイズの絵が描けないと社内で継続承認が取れない」——どちらも、メディアの収益・効果が言語化できていないことが共通の失敗要因です。

一方で、ローカルメディアは収益化が必要ではない可能性も十分にありえます。①の目的の設定がとても重要になる、ということですね!

⑤地域との接点が育っていない

最重要と言っても過言ではないのが、「地域との関係作りがうまくいかないこと」です。具体的には、その街に住む人がライターとなり、地域目線で情報を発信する編集部を作ることができるかどうか、です。編集部は地域との関係性の上に成り立ち、地域との接点作りがそのまま編集部の組織化に直結します。

私たちのメディア運営では編集部はおおよそ「立ち上げ初期(〜6ヶ月)→ライター同士の交流が始まる(6ヶ月〜)→運営が主導しなくても自走する(12ヶ月〜)」という3ステップで育てていきます。1年スパンで地域コミュニティーを育てる前提を持てているかどうかが、続くメディアと続かないメディアの分かれ目です。

弊社が運営するナゴレコでは、月間100万PV、SNSフォロワー20万人、そして100名以上の地域コミュニティーを運営しています

私たちは、地域に根ざしたローカルメディアづくりを全国でサポートするサービス「OURS」を運営しています。
多くのメディアを見てきた経験から、上記のように避けられる失敗の共通パターンがあると私たちは考えています。

私たちが運営するサービス「OURS」の実績
①地域メディアとして月間約100万PVを獲得
②約20万人のフォロワーを獲得するSNS運営
③地方で100名以上の地域コミュニティー(学生・大人)の運営

「自社でメディア運営するならどうしたら失敗しないかな?」と不安に感じられている方は、ぜひお気軽に私たちにご相談ください。

ローカルメディア運営サービス「OURS」の事例やサービス内容はこちら。

OURS サービスバナー

 

失敗を避けるための4つの対策

ここからは、失敗を避けるための具体的な対策をお伝えしますね。私たちがナゴレコや各地のサポートメディアで実践している、再現性の高い5つの方法です。

学生編集部が愛知県とコラボ、イベントに登壇した際のワンシーン

対策①目的とKPIを言語化する

立ち上げ前に「このメディアは何のためにあるのか」を1文で説明できる必要があります。自社のサービスの集客として運営するのか、それとも採用を目的として運営するのか、地域からの評価を高めるため、ブランディング(地域貢献)を目的とするのか。それによって追うべきKPIも、つくるべき体制も変わります。

対策②持続可能な運営体制をつくる

編集長は通常業務との兼務が前提。1日1〜2時間で回せる業務設計にすることが、中長期的な継続のための条件です。具体的には、取材は地域のライターに任せ、編集長は校正・SNS制作・コミュニケーションに徹する。運営会社と地域ライターの線引きを明確にすることで、少人数で運営できる構造になります。

対策③ライターのインセンティブを4分類で組み立てる

ローカルメディアの命は、コンテンツの積み重ねです。それを支えるライターには、複合的なインセンティブが必要だと私たちは考えています。

①金銭価値
②コミュニティー価値(サードプレイスとしての編集部)
③ネットワーク価値(地域事業者との繋がり)
④教育価値(プロフィールページ・勉強会)

入口は金銭価値ですが、続けてもらうには②〜④をどう設計するかが効いてきます。

対策④収益化の計画を立てる

ローカルメディアの収益化には、大きく二つの方法があると考えています。
1、メディアそのもので収益化
2、メディアを通じて自社のサービスで収益化
対策①にも関連しますが、「なぜ、御社でメディアを運営するのか?」の問いが非常に重要で、ここで明確だと導線を導きやすいです。

目的の設定の段階で2を選ぶなら、どのようにサービスの導線としてメディアを運営するか、が重要になります。1を選ぶなら、メニューの設計や営業の仕組みを検討する必要がありますね。

ただし、メディアそのもので収益化を目指す(メディア単体で利益を十分に出すために、新規事業として立ち上げる)場合には注意が必要です。理由としてはシンプルで、ハードルが非常に高いからです。ローカルメディア運営は自社の事業に貢献できる目的で運営することがベストだと考えています。

対策⑤月1回の編集部ミーティングを必須化する

私たちが運営する各メディアでは、月に1回の編集部ミーティングを必ず設定しています。アイスブレイクから始まり、閲覧状況の共有、月間MVPの発表、来月の取材内容の検討、スキルシェアまでを1〜2時間で回す流れです。

特に大事なのは、各ライターが「次の編集部までに何をやるか」のネクストアクションを宣言すること。これだけで、更新の持続性は劇的に変わります。

これらの仕組みを積み上げてきた結果、私たちが名古屋で10年運営しているローカルメディア『ナゴレコ』は、月間約100万PV、Instagramフォロワー約20万人を獲得するまでに育ちました。Web記事は1日1本以上、Instagramも1日に1本のペースで継続発信しています。10年続けられているのは、仕組みを一つひとつ積み上げてきた結果です。

関連:
ローカルメディアとは?成功させるための9ステップ【これで完璧】
ローカルメディア(地域メディア)の成功例5選!媒体の選び方と作り方

 

実例:失敗を避けて続いているメディア

最後に、実際に「失敗を避けて続いている」メディアの事例をご紹介します。

弊社がサポートする、沖縄のママ向けローカルメディア『ママモネ』の編集長・知念奈々さんは、県外出身。15年前に結婚と仕事の関係で沖縄に移り住み、慣れない土地で初めての出産を経験されました。体調の変化や心の揺れに戸惑っても、周りに頼れる人がいない——その孤立感こそが、「沖縄のママが孤立しない場所を作りたい」というママモネ設立の原点になっています。

メディアを長く続けられるかどうかは、運営者自身に「自分事として語れる原体験」があるかどうかで大きく分かれます。地域の課題を他人事ではなく自分事として捉えられる運営者がいるからこそ、立ち上げ期の困難を越えて、継続運営に進めるのですね。詳しいインタビューは、OURS JOURNEY #01からご覧いただけます。

弊社が約10年継続している『ナゴレコ』は、立ち上げ初期は1名から始まりました。今では累計100名以上のコミュニティーへと育っています。編集部から弊社社員として入社するルートも生まれ、メディアそのものが採用導線にもなっています。

メディアを「広告費」ではなく「10年スパンで育てる資産」として捉える視点が、続くメディアの共通項です。

関連:
OURS MEDIA SUMMIT 2025|ローカルメディア運営者が沖縄に集結!

 

「これさえ読めば失敗しない!ローカルメディア立ち上げ9つのステップ」資料ダウンロード

ローカルメディアを10年以上運営してきた私たちだからこそ知る、失敗するメディアの共通点があります。

この資料では、ローカルメディアでよくある失敗パターンと、それを避けるための具体的な方法を網羅的にまとめました。

ローカルメディアで失敗したくない事業者の皆さま、ぜひ一度ご覧ください!

「これさえ読めば失敗しない!ローカルメディア立ち上げ9つのステップ」資料ダウンロードはこちらから。

 

失敗しないローカルメディア運営、私たちに任せませんか?

ローカルメディアで失敗するパターンは、実は限られています。私たちは、それらを回避しながら成功に導くノウハウを持っています。

私たちが運営するサービス「OURS」の実績
①地域メディアとして月間約100万PVを獲得
②約20万人のフォロワーを獲得するSNS運営
③地方で100名以上の地域コミュニティー(学生・大人)の運営

ローカルメディアで失敗したくない、という事業者の皆さま、ぜひお気軽にご相談ください。

ローカルメディア運営サービス「OURS」の事例やサービス内容はこちら。

OURS サービスバナー

WRITTEN BY
ムラカミタクヤ

ムラカミタクヤ

ローカルメディア制作サービス「OURS」を運営する、株式会社トラエルの代表を務めています。日本各地で地域メディアの運営に携わる中で得た知見を発信しています。